ブログ一覧

お肉は太るのか?痩せるのか?ダイエットに最適な赤身と脂身の割合を教えます!

こんにちは。阿部です。

パーソナルトレーナーをしています。

今日も見てくれてありがとうございます。

「肉を食べると太る」と考えている人は少なくなく、この考えがダイエットの成功を妨げていることがあります。

体を引き締めたいと考えているなら、肉は食べるべきです。

そうしないと、体に必要な、タンパク質やビタミン・ミネラルが、足りなくなってしまい、代謝が低下して痩せにくくなってしまうからです。

また、肉に含まれているタンパク質には、食欲を抑制したり体温を上昇させたり(カロリー消費を伴う)する働きもあるのです。

 

ただし、「肉なら何でもOK」というわけにはいかないので、ダイエットでの肉の食べ方について、学んでいきましょう。

 

無視できない肉のカロリー

「肉」と一言で言っても、実にたくさんの種類があります。

肉は種類や部位によってカロリーに大きな差があって、

『100gあたり105kcalの鶏ささみ』から、

『100gあたり517kcalの和牛牛肉(牛カルビ)』まで、

同じ量を食べてもカロリーが5倍以上違う!

なんてこともあるのです。

 

牛肉だけで比較しても、こんなにも差があります。
(牛肉とだけ書かれているものは輸入ものです)

参照:カロリーSlism、牛肉で検索

100g当たりのカロリーです。
和牛サーロイン赤肉だけ50gになってます。すみません。

これだけのカロリーの違いがある要因は、脂身の量が違うからです。

カロリーの多いものほど、脂身の割合が多くなります。

そして、脂身の量が多くなるほど、タンパク質の量は少なくなります。

例:

・(輸入)牛肉かた赤肉100gは、カロリー130kcal、タンパク質20.4g、脂質4.6gです。

・和牛肩ロース100gは、カロリー411kcal、タンパク質13.8g、脂質37.4gです。

 

脂身のカロリーが高い理由

肉の脂身はとても高カロリーです。

それには2つの理由があります。

①脂質にはタンパク質の2倍以上のカロリーがある

タンパク質は1gあたり4kcalですが、脂質は1gあたり9kcalあります。

同じ量を食べても脂質のほうがカロリーが高くなります。

※糖質は1gあたり4kcal、アルコールは1gあたり7kcalです。

②赤身と脂身は水分量が違う

牛肉の赤身は、タンパク質22%、脂質3%、水分75%です。
100gのカロリー121kcal

一方、脂身は、タンパク質2%、脂質86%、水分12%です。
100gのカロリー818kcal

水分が多い赤身は低カロリーに、水分が少ない(脂質が多い)脂身は少量でも高カロリーになるのです。

同じ量でのカロリー差は6.76倍です。

脂身のカロリーは赤身の約7倍と覚えておきましょう。

※数値は生の状態のものです。調理をすると水分も脂も、ある程度抜けます。
調理方法によっては、7倍以上の差ができる場合もあるので、参考程度にしてくださいね。

 

ダイエットでの赤身と脂身の最適なバランス

ダイエットにおけるタンパク質と脂質の摂取バランスは、タンパク質3gに対して、脂質1gです。

カロリーで言えば、タンパク質1.3:脂質1になります。

牛肉の場合、赤身90%で脂身10%が、ちょうどこの数値になります!

 

↑この写真の肉だと脂身20%くらいでしょうか。

脂身20%で、タンパク質と脂質がほぼ同量となり、カロリーでは脂質が2倍以上になります。

 

ただし、

脂質もダイエットには大切な栄養素です!

減らしすぎには十分に注意してくださいね。
(肌がカサカサになるよ!)

 

肉を食べるときのポイント

1、余分な脂身をとる

霜降り肉でもなければ、脂身はたいてい塊でついているので、ある程度なら取り除くことが可能です。

鶏肉なら皮をとると良いでしょう。
※鶏皮は100gあたり、カロリー497kcal、タンパク質9.5g、脂質48.6g、水分41.9g

2、様々な部位を食べる

脂身の多い肉は旨いです!

旨いですが少量にして、脂身の少ない部位も食べるようにしましょう。

全体でバランスをとればOKです!

3、1日でバランスをとる

どうしてもサーロインを食べたいときもあると思います。

そんな時は、食べても大丈夫!(もちろん時々ですよ!)

そのかわり、乱れた栄養バランスは他の食事で補ってください。

タンパク質が足りないので、脂質の少ない鶏肉を食べるか、プロテインを飲むと良いです。

脂質の過剰摂取は避けられませんが、その日の他の食事でカロリーを抑えるようにしましょう。

 

野菜をたくさん食べることも大事です

食物繊維には、脂(油)の吸収を抑制する働きがあります。
(ただし、過信しないでね!)

また、肉を多く食べると、悪玉菌が増えて、腸内環境が悪化するのですが(便が臭くなったり、おならが多くなったら要注意!)、食物繊維は善玉菌のエサとなるので、あなたの腸内環境を良くしてくれます。

肉と野菜はセットと覚えておいてくださいね。

 

今日は、ダイエットにおけるタンパク質の大切さと、タンパク源である肉のカロリーについて解説しました。

肉の選び方や食べ方によって、痩せることも太ることもあるということです。

ダイエットの参考にしてください!

 

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

パーソナルトレーナー阿部英明

阿部のパーソナルトレーニングは、神戸三宮のパーソナルジム「GRANdy」で受けていただけます。
予約制・完全個室のプライベート空間で、人の目を気にすることなくトレーニングしていただけます。
あなたが理想の体型を手に入れるまでサポートいたします。

関連記事