こんにちは。阿部英明です。
神戸三宮のパーソナルトレーニングジムGRANdy(グランディ)の代表兼パーソナルトレーナーをしています。
今日も見てくれてありがとうございます。
(この記事は過去に書いたものを加筆・修正したものです)
体に良いことしてるつもりが
間違った方向に進む事があります。
なぜそんなことになるのかと言うと、
正しい知識を持っていないからなんです。
インターネットで検索すれば
たいていのことは調べられます。
ただし、その情報が
正しいかどうかは分かりません。
【目次】
インターネットが正しいとは限らない!
パーソナルトレーニングでお客様からこんな質問がありました。
お客様:「ツナ缶の油は体に良いんですよね?」
私:「??」
私の中でツナ缶と言えば『ツナの水煮』のことです。
良質なたんぱく質が豊富で、
油はほとんど含まれていません。
ダイエットでよく利用しています。
しかし、どうやら、
お客様がおっしゃっていたのはツナの油漬けのことでした。
つまり、シーチキンのこと。
お客様はインターネットで調べたところ、
シーチキンの油には『オメガ3』という
体に良い油が含まれている
と書かれていたそうです。
オメガ3とは、
魚に多く含まれる良質な油です。
血液をサラサラにしたり、
脂肪燃焼を促進したりといった効果があります。
しかし、
シーチキンの油は、魚の油ではなくて、サラダ油です。
肝心のオメガ3は、
残念ですが、ほとんど含まれていません。
油の種類:オメガ3とオメガ6
サラダ油の主な成分は、
オメガ6というものです。
オメガ3も、
オメガ6も、
体にとっては必要な油です。
しかし、
オメガ3が、魚や、エゴマ、アマニなど、
人によってはあまり口にしないものに
含まれているのに対して、
オメガ6は、サラダ油に多く含まれる成分です。
多くの人にとっては、
オメガ6を取りすぎている可能性が非常に高いのです。
オメガ3とオメガ6はバランスが大事
オメガ3とオメガ6は、
どちらも必須脂肪酸を呼ばれていて、
人にとっては無くてはならないものです。
オメガ3は血液を柔らかくして、
オメガ6は血液を固くする性質があります。
これは、どちらも大事です。
柔らかすぎると、
怪我をしたときに血が止まらなくなります。
あくまでもバランスが大事なんです。
理想の摂取バランスは、
オメガ3が1に対して、オメガ6が2~4です。
しかし、
現代人の平均は、1:20と言われています。
魚を多く食べない欧米人は
1:40とも言われ、
食の欧米化は健康を損なう恐れがあります。
話をシーチキンに戻しますね。
シーチキンの油を飲むデメリットとメリット
シーチキンの油を飲むデメリットは2つあります
1、大量のカロリーを摂取してしまう
2、オメガ3とオメガ6のバランスが崩れる
もちろんメリットもあります。
1つは、美味しいということ。
もう一つは、
手軽に大量のカロリーを取れること。
太りたい人にはメリットです。
物事には必ずデメリットとメリットがあります。
デメリットとメリットを比較して、
自分にとってどうなのか?
で判断したいですね。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
GRANdy代表パーソナルトレーナー阿部英明
阿部のパーソナルトレーニングは、神戸三宮のパーソナルジム「GRANdy(グランディ)」で受けていただけます。
予約制・完全個室のプライベート空間で、人の目を気にすることなくトレーニングしていただけます。
あなたが理想の体型を手に入れるまでサポートいたします。