こんにちは!
神戸三宮のパーソナルトレーニング「GRANdy(グランディ)」の 阿部 英明です。
今日のテーマは、
【目次】
オリーブオイルの健康効果!サラダ油と何が違うのか?
です!
まず、次の2つ問いに、答えてみてください(^^)
問1:オリーブオイルをサラダ油の代わりに使うのは良い?YESかNOか?
問2:オリーブオイルを使うと痩せやすい?YESかNOか?
さあ、いかがでしょうか?
・
・
それじゃあ、私の意見を言いますね!
問1はYES。
サラダ油の代わりにオリーブオイルを使うのはオススメです!
問2はNO。
オリーブオイルを使ったからといって痩せるわけではありません!
これを理解するためには、オリーブオイルの特性と、オイルの分類について知ることです。
ちょっと難しいけれど、なるべく簡単に解説します。
オイル(油)には、オメガ3、オメガ6、オメガ9がある
オイルには次の3つの種類があるんです。
- オメガ3
- オメガ6
- オメガ9
オメガ3は、「オメガスリー」または「オメガさん」と読みます。
ギリシャ文字で『ω−3』と書くこともあります。
また、こんな書き方もします。
- n–3
- n–6
- n–9
「エヌスリー」や「エヌさん」と読みます。
『オメガ3』と『n−3』は同じ意味になります。
ややこしいですね^^;
ここでの呼び方はオメガで統一します。
食品によって含まれるオイル(油)の種類が違う
オメガ3は、魚の脂や、エゴマやアマニに多く含まれています。
オメガ6は、サラダ油に多く含まれています。
オメガ9は、オリーブオイルに多く含まれています。
では、それぞれの違いを見てみましょう。
オメガ3とオメガ6は正反対の役割
オメガ3とオメガ6は、体の中での役割があるのです。
正反対の役割なんです。
例えばこんな役割があります。
オメガ6を摂取すると、免疫が活性化されるんです。
しかし、免疫が活性化しすぎると、炎症反応(アレルギー反応)が起こりやすくなります。
それを抑えるのが、オメガ3です。
他にもは、血液に関するこんなのも。
オメガ3は、血液をサラサラにしてくれます。
しかし、あまりサラサラすぎると、出血が止まりにくいという弊害が出ます。
そこでオメガ6は、血液に適度な硬さを与えるのです。
もちろんオメガ6が多すぎると、血液が流れにくくなってしまいます。
表にするとわかりやすいかな。
オメガ3 | オメガ6 |
炎症(アレルギー)を抑える | 免疫を向上させる |
血液サラサラにする | 血液を硬くする |
オメガ3とオメガ6は、絶妙なバランスで協力しあって、私たちの健康を保っているというわけです。
だけど、、、
オメガ3とオメガ6のバランスが崩れている
オメガ3とオメガ6には、理想的なバランスがあります。
それは、
1:2
と言われています。
オメガ3が1に対して、オメガ6が2の割合です。
(1:4でも良いという意見もあります)
オメガ3を豊富に含む食品は、魚やエゴマなどです。
一方、オメガ6はサラダ油でしたね。(大豆油や菜種油など)
食生活の欧米化によって、魚を食べなくなったり、サラダ油(オメガ6)をたくさん使うようになりました。
現在、オメガ3とオメガ6の摂取割合は、
「オメガ6が過剰」
と言われています。
(1:10とも、1:20とも言われています)
オメガ6が過剰になると、死亡リスクが上昇するようです。
健康なうちに改善したいですよね。
バランス改善にオリーブオイル
ここでオリーブオイルの出番です!
オリーブオイルの主成分は、オメガ9になります。
オメガ9は、
”オメガ3と6のバランスに関与しない”
というのが特徴です。
ですから、
サラダ油に代えてオリーブオイルを使えば、オメガ6を減らすことができます。
オリーブオイル(オメガ9)は熱に強いので調理向き
オリーブオイル(オメガ9)は、オメガ3や6に比べて、熱に強い特性があります。
熱に「弱い→強い順」に並べると、
オメガ3:魚、エゴマやアマニ
↓
オメガ6:サラダ油
↓
オメガ9:オリーブオイル
です。
実は、オリーブオイルは加熱調理に向いたオイルなんです。
オメガ3は熱に弱い。「酸化」に注意!
魚やエゴマなどに含まれるオメガ3は、非常に熱に弱いです。
加熱によって「酸化」しやすいんです。
鯖やサンマなどを焼いて1日2日置いておくと、食べたときに独特の”えぐみ”や”ねっとりした舌触り”を感じたことはないでしょうか?
あれが”酸化した油”です。
美味しくないだけでなく、健康にも悪影響が出る恐れがあります。
魚は当日に食べる分だけ焼くようにしたいところですね(^_^)
また、エゴマやアマニは、主にドレッシングとして販売されています。
加熱せずに生のままでいただきましょう。
オリーブオイルはダイエットに有効?カロリーは?
オリーブオイルのカロリーは、サラダ油と同じです。
1グラムあたり9キロカロリー
摂るほどに痩せる…なんてことは、
残念ですがありません^^;
オリーブオイルは、現在の食事に追加するよりも、サラダ油と置き換える形で取り入れることをオススメします!
どんなに良いものでも取り過ぎれば単なるカロリー。
過剰な分は体脂肪となってしまいますからね。
オリーブオイルの保存
オリーブオイルに限らずですが、オイルの瓶には色がついたものが多いです。
これには意味があるんです。
オイル(油)は、熱、光、酸素に弱いのです。
次のことに注意して保存しましょう。
オリーブオイルの保存の仕方
- オリーブオイルはなるべく色付きの瓶(色付きのラベルは剥がさない)
- 使用後はきっちり蓋を閉める
- 涼しくて、光の当たらない場所で保存する
次のような場所や保存の仕方はNGです!
- コンロ周りなど高温になるところ
- 窓際など日光が当たるところ
- 密閉できない容器
もし、匂いや味が変わっていたら傷んでいる証拠です。
食べちゃダメですよ^^;
今回のブログでは、オリーブオイルの健康効果や使い方、保存方法について説明してきました。
いかがだったでしょうか?
役に立つ内容だったでしょうか?
オイル(油)に関しては結構複雑でして、まだまだお伝えできていないことがたくさんあります。
またの機会に解説できればと思います!
では。
神戸三宮パーソナルトレーニングジムGRANdy(グランディ)
代表・ダイエット専門トレーナー 阿部英明
週1回の本格トレーニングで、人生最高のカラダを作り、諦めていた夢を叶えるパーソナルトレーニング
自身も肥満に悩み、26kgのダイエットを2回行う。その経験からお悩みに寄り添った指導をしています
神戸市中央区旭通3-3-7
営業時間:10時~21時(最終受付は20時)