神戸三宮ダイエット・ボディメイク専門 子供の頃から太っている、自分の体型が恥ずかしい、痩せたけどリバウンドした…、そんな方々が体型を変え自信を持てるように、週1回で体型改善できるパーソナルトレーニングをやっています。 はじめましての方は→プロフィール |
【目次】
「食べたら太る」は大間違い!
前回の記事では、「痩せるためには運動よりも食事が大事ですよ」というお話をしましたが、今回はそこを掘り下げたいと思います。
前回の記事【痩せるのは『運動』と『食事』どっち?】
https://abe-hideaki.com/diet/undo-or-shokuji.html
というのも、この話をちゃんとしとかないと、食事制限に走ってしまって、
『食事制限してダイエット』←→『食事制限やめてリバウンド』
というループに陥ってしまうからです。
まず僕の考えとして、「食べたら太る」というのは大間違いなんです。
食べることは「カロリー摂取」と考えるのが一般的だと思うんですが、実際には、
『何を』『どのくらい』食べるのか?
がめちゃくちゃ重要なんですね。
『カロリー』を分解して考えてみる
「食べる=カロリー摂取」と考えるのは、あまりにも大雑把すぎ。
カロリーはいくつかの栄養素に分解して考えることができるから。
具体的には、
・タンパク質
・脂質
・炭水化物
・アルコール
に分けて考えることができるんですね。
これら4つにはそれぞれにカロリーがあります。
その合計を僕たちは『摂取カロリー』ってよんでるんです。
じゃあ、なぜわざわざ分解して考える必要があるのか?
これは、「タンパク質」と「脂質」と「炭水化物」は、体内での役割が違うからです。
「タンパク質」は筋肉の材料になります。
筋肉だけでなく、皮膚や骨や血管、髪の毛などもタンパク質から作られています。
「脂質」は主にエネルギー源になったり、体調を整えたりする役割があります。
「炭水化物」はさらに2つに分けて考えます。
1つは「糖質」で、筋肉や脳のエネルギー源となります。
もう一つは「食物繊維」で、腸内環境を整えてくれます。
2つまとめて「炭水化物」なのは、どちらも「炭素と水素の化合物」だからなんです。ただし食物繊維は人間には消化できなのでカロリーはありません。
「アルコール」には有用な役割はなく、カロリーだけがあります。
「気分が良くなる」=「脳の一部が麻痺している」です。
カロリーが増えても栄養バランスが良い方が脂肪は燃える
摂取カロリーだけを考えて、食事制限をしてしまうと、栄養の偏りができてしまうんです。
当然、体調を崩す。女性だと生理不順になる人も多い。
また、体の不調は「気分」にも現れます。
お腹が空くとイライラするのは、「脳が覚醒モード」になっているからで、これは野生動物でいうなら「狩りモード」というわけです。(狩りは命懸け!)
獲物を狙うハンターになって、イライラを撒き散らしてませんか?
(ダイエットに限らないけど)、「ダイエットにベストな食事」は、栄養を過不足なく食べること。
例えば「炭水化物」は大量に食べてるのに「タンパク質」が足りない場合、これはやはり「栄養不足」となるわけです。
「タンパク質」が足りないので筋肉が落ちたり肌にハリがなくなったりする。
でも、「炭水化物」(主に糖質)が過剰なのでエネルギー余りを起こして体脂肪は増えてしまうんです。
コンビニで「おにぎり」と「春雨」をレジに持っていく女性を見たのですが、
これはどちらも「炭水化物」となってしまうNGの組み合わせです。
この場合、おにぎりか春雨を「お肉系の惣菜」に変えることで栄養バランスが良くなります。
合計のカロリーは増えますが、全然気にしなくても大丈夫で、
栄養バランスを整える方が、体の代謝が上がるため脂肪燃焼が促進されますよ。
とにかく、「カロリーを減らせば痩せる」って考えている人って多いわけで、栄養バランスを無視してカロリーを減らすダイエットをやりがちなんです。
当然、体重は落ちるわけですが、筋肉も減ってしまっているので長い目で見ると最悪のダイエットをしちゃってるわけ。
リバウンドって脂肪は増えるけど、筋肉は戻りませんからね。
同じ体重でも中身は同じじゃない!
だから食事制限のダイエットを繰り返すたび、体型は崩れてくるし、次のダイエットが難しくなる。
どこかでこのループを抜け出す必要があるんです。
(明らかに食べ過ぎの方には減らしてもらうけど)、食事量を増やすことで体が絞れてきた方もお客様にいます。
「食べたら太る」という思い込みが強く、いかに罪悪感を与えずに食事を増やすかに苦慮したものです。
また、栄養やカロリーを理解することで、ダイエット中であってもランチやお茶が怖く無くなるんです。
ケーキやお菓子なんてのもカロリーだけ見るとぞっとしますが、栄養として理解すれば全然なんてことないです。
逆に、食べたいもの食べられる方がストレスなくダイエットできるわけです。
この辺りはすぐにとはいかないので、おいおいできるようになれば良いと思います。
ダイエットは習慣なので、焦らずにじっくり取り組んでいきましょうね!