週1回60分の筋トレと我慢しない食事管理で |
お腹を引き締めるために、『腹筋運動』をしている人を、ジムではよく見かけました。
(以前僕はスポーツクラブでトレーナーとして活動していました。)
頑張っているご本人を前に、「あんまり効果ありません」とは言いにくいわけで、、
でも、僕のホームページをご覧の方には、「きちんと真実をお伝えしたいな」と、思った次第です^^;
【目次】
『筋肉は年齢とともに落ちていく』
「歳をとると筋肉が落ちる」と、聞いたことがあるのではないでしょうか?
↓このグラフのようになっています。
(グラフ:筑波大学)
20歳の時をピークとすると、50歳の時ではすでに約3分の1が失われているんですね。
それだけ、体力も落ちるし、基礎代謝も下がるので脂肪燃焼が難しくなってくると。
ただこれは、
筋トレによって若い時の(二十歳くらいの)水準まで、戻すことはできるんです。
そこで
「腹筋運動したらお腹が引き締まるに違いない」
と考えるのだと思います。
でも実際には、『非効率』な方法なんです。
腹筋だけ頑張るのは。
なぜなら・・・
全身の筋肉は均等には落ちていない
全ての筋肉が同じように落ちているわけではありません。
ちょっとわかりにくいと思うけど、いろんな筋肉の落ち方のグラフです。↓
『腹筋』の衰えは緩やかで、50歳で80%くらい残っています。(ピンクの線)
それに対して、
『太ももの筋肉』は急降下して、50歳で50%近くまで減ってるんです。(一番下に伸びてる茶色っぽい線です)
もっとも落ちやすい『太ももの筋肉』、さらには、2番目に落ちやすい『背中の筋肉』をつけてあげるほうが、全体的なダイエット効果・ボディメイク効果は高くなるんです。
筋トレの効果を得るために
せっかく筋トレするなら、望まれる効果を得たいです。
そのために、
- 原因
- 現状
- 理想の体
といった個人差をきちんと評価した上で筋トレを行うことが大切です。
僕のパーソナルトレーニングでは、「お腹を引き締めたい」というご要望でも、腹筋運動をするかしないかは、その方の状態を見させてもらった上で判断しています。
他のトレーニングに時間を使ったほうが良い場合も結構あるんですよ^^