こんにちは。
神戸三宮パーソナルトレーニングジム《GRANdy》代表の阿部です。
「ダイエットに炭水化物は必要ですか?」
お客様からこのような質問をいただきました。
あなたはどう思いますか?
糖質制限、流行ってますしね。
では、
私の考えを述べたいと思います。
痩せたいだけ、体重を減らしたいだけならば、炭水化物は取らなくても良いです。
けど、筋肉をつけて奇麗なカラダを目指すのであれば、取った方が良いと考えます。
【目次】
炭水化物の役割
炭水化物と言えばお米のデンプン。
「ただのカロリー」とか言われたりするけど、とんでもない誤解です。
炭水化物がないと筋肉が付きません!
デンプンを食べると、体の中でブドウ糖に分解されます。
ブドウ糖が血液中に入るとインスリンというホルモンの分泌を促すんだけど、このインスリンに筋肉をつける働きがあるんです。
ただし、インスリンには脂肪をつける働きもあるので、「炭水化物を食べると太る」と誤解されてしまうんです。
ですので、今回は、
①炭水化物の太らないタイミング
②適切な量
についてお話したいと思います!
炭水化物の太るタイミングと太らないタイミング
炭水化物を食べても太らないタイミングは、運動直後です。
運動するときの主なエネルギー源は、筋肉に蓄えられているグリコーゲンという名前の糖質です。
グリコーゲンはブドウ糖が集まったものです。
運動によって消費したグリコーゲンを補給するだけなら、絶対に太るはずがありませんよね。
逆に、運動せずに筋肉のグリコーゲンが全く消費されていないときに炭水化物を食べるとどうなるか?
感の良い人ならピンと来たのでは?
そう、脂肪になるんです。
炭水化物の適量とは?
「運動なんて中々できないし」という人も心配いりません。
歩くことや家事なんかも、りっぱな運動です。
でも、できれば筋トレのような強度の高い運動をしたほうが、グリコーゲンをたくさん消費できます。
下のグラフは、筋トレのカロリー消費はほぼ糖質(グリコーゲン)ということを表しています。
グラフの見方
ランニングを1時間すると消費カロリーが640キロカロリーくらいで、そのうち体脂肪が燃えたのが350キロカロリー、残りの290キロカロリーが糖質(グリコーゲン)の消費になります。
筋トレはほぼ100%糖質(グリコーゲン)の消費です。
ウォーキング1時間のグリコーゲンの消費量は100キロカロリー程度。
ごはんでいえば60グラム。お茶碗半分より少ないくらいです。
3時間立ち仕事で体を動かしているなら、お茶碗1杯ほどのごはんが適量と言えます。
夜食べると太る?
日中は活動、夜は休息というように、人には1日のリズムがあります。
こういうのを、サーカディアンリズム(概日リズム)といいます。
なので夜はあまりカロリーを消費しないようにできているんですね。
それに晩ごはんの後は寝るだけなので、晩ごはんはあまり消費されずに体にため込まれることになります。
でも、夜に筋トレなどの運動をするのなら、消費した分は食べても当然太りません。
自分の生活リズムに合った食事プランを立てることが大事です。
ご褒美にしてみよう!
いま炭水化物を取りすぎているなら、減らすこともダイエットでは必要になってきます。
けれど、時には「お腹いっぱい食べたい!」と思うこともあるでしょうし、我慢ばかりでは続けられません。
そんな時は、運動の後や、トレーニングの後のお楽しみにしましょう!
頑張った自分へのご褒美です。
このタイミングなら太ることなく、筋肉にも良いですからね。
炭水化物は運動後に、消費した分を補給するなら絶対に太らないし、むしろ筋肉に良い。
今日はそんなお話をしました。
参考にしてください。